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氷の器に盛られる造り。そして、卓上で熱を上げる七輪。冷や熱を五感に注ぐ店主の手法は、客人を静かな高揚へと誘ってゆく。柑橘を器に色良く形良く盛り込まれる流麗な八寸は、味覚や食感の限りを尽くし、森羅万象を語らせるかのよう。歳時記を忍ばせる妙手も弾み、真価あるひと時が味わえるだろう。
建物2階は食器庫となっており、1000を超える器たちが出番を待つ。ひとつひとつ、店主が吟味して集めた名器ばかり。その多くは現代作家の1点で、自ら窯まで赴いて手にしたものも。綿密な計りで出逢わせる「器」と「料理」と「季節」には、店主だけが与り知る特別な物語が秘められているかも知れない。
仏教建築を仄めかす外観の雨避け。引き戸を開ければ大きな訶梨勒が客人を迎える。歳月を経て風合いを深めた花梨のカウンター。その色合いで統一する空間には、店主自ら活ける山野草が色合いを添える。高僧や家元の書が配され、静穏な空気感が特別な日に相応しい。
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